今や、国民の二人に一人ががんになると言われています。しかも、発症する割合は高齢者ほど高く、定年を迎えた後は、驚くほど多くの方が「がん」の宣告から逃れられません。いえ、がんイコール人生の終わりではなくなりました。健康診断や人間ドッグなどで早期にがんを発見できれば、完治してサバイバーとなる確率は上がります。

しかし、それでも外科手術は必須で、放射線療法や抗がん剤の化学療法（ケモ）、ホルモン療法などを継続して受けなければなりません。

又、５０代くらいまでの若い方のがんの場合、若年性と言って、がんの進行する速度が大変に早くなります。その上、発見された際に“転移”している事も少なくはなく、手術で取り切れなかったがんが再発・再燃すれば、医療者の間では余命宣告の対象者とみなされます。がんは、今でも大変に恐ろしい病気です。突然に社会や家庭から切り離されて、昨日まで赤の他人だった医師や看護師に命を預けなければならないのです。中には、病院内で非常に評価の低い医療者も沢山いますので、疑問を感じたらセカンドオピニオンなどを積極的に受けて、自分の未来を護る必要があるでしょう。

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